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第2日 ≫ |
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第2日目 涸沢−北穂高岳−涸沢 歩行時間:約5時間30分 | ||||||||||||
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季節は真夏なのに涸沢の夜の気温は真冬並みで、寒さで目を覚ますこともしばしば(要防寒)。 | ||||||||||||
前日の疲れもあってか7時30分過ぎにようやく起床。テントから這い出ると天気は今日も快晴。 | ||||||||||||
奥穂高岳や北穂高岳に向かう登山者のみなさんはとっくに出発しており登山道に行列が見える。 | ||||||||||||
慌てて準備を整えて、朝食も食べずに出発(これが後々バテる要因の一つとなってしまう・・)。 | ||||||||||||
前夜まで奥穂高岳と北穂高岳、どちらに登るか迷いましたが、山頂の展望を期待して北穂高岳へ。 | ||||||||||||
北穂高岳へは涸沢小屋(写真左下の建物)横の北穂沢から登り始めます。 | ||||||||||||
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山頂まで標高800mほどの高度を一気にかせぐので、登り始めからかなりの急登が続きます。 | ||||||||||||
休憩中に後ろを振り向くと涸沢ヒュッテやテント場がミニチュアのように小さくなっていました。 | ||||||||||||
しかし、山頂への道のりはまだまだ始まったばかりです。 | ||||||||||||
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岩ゴロの道は危険箇所があるのでペンキ印を的確にたどっていきます。 | ||||||||||||
傾斜があるので落石をおこすと、下の方まで石が転がり落ちる可能性がありそうでした。 | ||||||||||||
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途中で見える涸沢カール、奥穂高岳、前穂高岳、吊尾根は、記憶に残る素晴らしい風景です。 | ||||||||||||
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鎖場、ハシゴを登りきると南稜に出ます。ここから岩がごろごろしたきつい登りが続きます。山頂まで | ||||||||||||
の道のりが半分終了したわけですが、この時点で暑さと空腹でバテてきました・・。しかし、休憩しよう | ||||||||||||
にも日陰がなく、加えて快晴のため紫外線がたっぷりと降り注ぎ休憩になりません。結局、少し歩い | ||||||||||||
て立ち止まり、また少し歩いて立ち止まるの繰り返しで歩を進めていきました。 | ||||||||||||
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鎖場や両手を使う岩場を越えていくと、展望が開け北穂高岳の山頂(写真右)が見える南稜のテラス | ||||||||||||
に出ます。このあたりに両手を使う岩場があったのですが、そこで初老のご夫婦のうちの奥さんが | ||||||||||||
怖さか疲れのためか岩場の手前で駄目状態、旦那さんが励ますが聞く耳を持たず諦めムード。 | ||||||||||||
ここまでの道のりで鎖場、岩稜帯を登ってきたはずなのになぜここで?という気がしましたが謎。 | ||||||||||||
山頂が見えているだけにここで引き返すのはあまりにも勿体無い気がしましたが、撤退する勇気も | ||||||||||||
必要なのかなあと思ってみたりみなかったり。 | ||||||||||||
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登山道は傾斜が緩まり山頂へはあとわずか。ここまではバテバテでしたが傾斜が緩くなり、山頂も | ||||||||||||
間近に見えることもあって元気が戻ってきました。振り向けば涸沢で見上げていた奥穂高岳が同じ | ||||||||||||
目線で視界に入ります。途中、北穂山頂から降ってきた単独行の方から「山頂の展望は最高で、 | ||||||||||||
今日山頂に立つ人は運が良い。」という話をうかがい、期待が高まります。 | ||||||||||||
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松濤のコルを通過し、少し登ると待ちに待った北穂高岳南峰山頂に到着。 | ||||||||||||
360度見渡す限り雄大な山脈が続く圧倒的スケール : priceless! | ||||||||||||
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朝から何も食べていなかったので、北穂高小屋特製カレーをテラスでいただく。北穂高小屋のテラス | ||||||||||||
からは間近に迫る大キレットの迫力と、その先に続く槍ガ岳の美しい山姿が満喫できます。 | ||||||||||||
食後も景色をボーッと眺めたり、山頂でゴロゴロ寝転がってみたり、写真を撮ったり、と長居しまくる。 | ||||||||||||
陽が傾いてきたので最後にこの展望をしっかりと目に焼き付けて涸沢へと帰投していきました。 | ||||||||||||
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