深川江戸資料館

　　　深川江戸資料館は、江戸時代の深川のたたずまいを、地下一階から地上二階までの三層にわたる

　　　高い吹き抜け空間に、当時の沽券図（こけんず）を参考に忠実に再現された資料館です。

　　　建物はすべて実物の大きさに造られているのでなかなかの迫力です。しかも、時間によって天井の

　　　明かり取りが閉まり夕方や夜の情景を作ったり、朝になるとニワトリや猫の鳴き声が聞こえてくるなど、

　　　様々な生活音の音響演出もなされています。

　　　さながら時代劇のロケセットにいるようです。

　　　建物の中には自由に入ることができ、展示されている生活用具などに触れることが出来ます。

　　　館内は長屋の他に、火の見櫓がそびえ立ち、掘割には猪牙舟が浮かんでいました。

　　　深川江戸資料館は、資料数は少ないですが、実物大の建物を見学すれば、江戸時代の下町への

　　　タイムスリップ感が味わえるのではないでしょうか。