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江戸東京たてもの園は、現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存

・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指し、1993年（平成5年）に江戸東

京博物館の分館として、 開園した野外博物館です。園内には江戸時代から昭和初期までの、復元

建造物が建ち並んでいます。

前川國男邸／品川区上大崎　昭和１７（1942）年

日本近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として、品川区上大崎に昭和１７（1942）年

に建てられた住宅です。戦時体制下、建築資材の入手が困難なときに建てられています。

江戸時代中期〜後期の農家も復元されています。

常盤台写真場／板橋区常盤台　昭和12（1937）年

健康住宅地として開発された郊外住宅地常盤台に建てられた写真館です。

照明設備が発達していなかった当時、最も安定した照度を得るために、２階写場には北側から光を

採ることができるように大きなくもりガラスがはめこまれています。

旧自証院霊屋／新宿区市ヶ谷　慶安5（1652）年

尾張藩主徳川光友の正室千代姫が、その母お振りの方（３代将軍徳川家光の側室）を供養するため

に建立した霊屋です。東京都の文化財指定を受けています。

左上　：　三井八郎右衛門邸／港区西麻布　昭和27（1952）年。

右上　：　西川家別邸／昭和市中川町　大正11（1922）年。

左下　：　高橋是清邸／港区赤坂　明治35（1902）年。二・二六事件の現場にもなりました。

右下　：　伊達家の門／港区白金　大正期。旧宇和島藩伊達家が東京に建てた屋敷の表門です。

万世橋交番／千代田区神田　明治後期（推定）

神田の万世橋のたもとにあった須田町派出所です。

園内の東ゾーンはレトロな街並みが再現されています。

花市生花店／千代田区神田　昭和2（1927）年

上　：　子宝湯／足立区千住元町　昭和4（1929）年

下　：　小寺醤油店／港区白金　昭和8（1933）年

鍵屋（居酒屋）／台東区下谷　安政3（1856）年

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