船の科学館

　　　「船の科学館」は海と船の文化をテーマに造られた博物館で、実物資料や模型をはじめ、映像と音響

　　　で描かれるシアター、参加型のアトラクションなどを取り入れた展示で、海と船の過去・現在・未来を

　　　学ぶことができます。

　　　屋外には潜水艇が展示されていました。

　　　手前がPC-18型潜水艇の模型。水深200～300mの海中を自力で推進し作業を行い、艇の先端

　　　に装備されているマニピュレーターで掘削作業もできるとか。

　　　奥に展示されているのは大陸棚海域における潜水調査を目的に建造された下半部透明潜水艇

　　　"たんかい"です。

　　　人間を地上と同じ1気圧の状態で懸垂沈降させる事が出来る、深海大気潜水服『JIM』。

　　　北極圏の氷山の下や深度340メートルでの作業をもこなす優れものです。

　　　貨物船の実物ブロック、21,000重量トン！この他に船の建造の工程を見せる造船所のパノラマ模型、

　　　鋼材の実物サンプル、自動切断機の実物などの展示物、設計図に基づいて1枚の鉄板から船のでき

　　　あがるまでの造船の姿も見学できます。

　　　これからの海底、海中、海上における海洋開発のパノラマ模型。

　　　こんな施設があったら見学してみたい。

　　　Ｆ１タンデムパワーボート。

　　　各種スポーツボート競技のイベントで試乗用に用いた２人乗りのパワーボートです。

　　　潜水艦コーナー。実物を見る機会は滅多にないので雰囲気は味わえるかも。

　　　階段を降りると潜望鏡や潜水艦らしい計器類などがリアルに再現されています。

　　　和船の模型なども数多く展示されています。

　　　一番奥に見えるのは大型木造船の実寸カットモデル。部厚い部材でしっかり作られています。

　　　模型はひとつひとつが非常に精巧に作られているので、みなさん足を止めてじっくり見ていました。

　　　展示品いろいろ。

　　　初代南極観測船「宗谷」。昭和１３年に竣工し、太平洋戦争を生き延び、戦後は引揚げ船などとして

　　　使われ、昭和３１年より南極観測を行う砕氷船に大改造されました。その後、６回南極航路をを往復し、

　　　昭和５３年に引退し「船の科学館」で保存されています。

　　　「船の科学館」には今回の見学レポートではとても紹介しきれないくらい数多くの資料や展示物が

　　　ありました。見学施設も変化に富んでいました。

　　　【公式ホームページ】